愛娘交通事故で失った風見しんご 「芸能人だから特別扱い」なのか

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   タレントの風見しんごの愛娘が事故死して1年――。小学校に登校中、青信号の横断歩道を渡っている途中に右折してきたトラックに轢かれるという悲惨な事故だった。

思わず泣いてしまいますよ

   この1年の間、風見はタレント活動のかたわら、交通安全の啓蒙活動もしていた。通学中の子供たちを誘導するボランティア的活動や、集会にでたり。また娘の思い出や家族の「再生」を綴っていたそうだ。

   その手記が「えみるの赤いランドセル」というタイトルで今月出版された。とくダネ!でも本の抜粋と風見の録画インタビューで構成した特集を組んだ。本からの抜粋は、(ワイドショーらしく)事故当時の生々しい描写がメインである。

   「この本を読ませてもらうと――」と司会の小倉智昭が目を赤くして言う。「可愛い写真も載ってるし、風見さんの気持ちが伝わってきて、思わず泣いてしまいますよ」

   隣の佐々木恭子アナも涙ぐむ。「先に子供をなくしたお父さんの(つらい)気持ちが綴られている」

   この状況のなか、小倉の「つらいことだと思うんですよ」というフリでコメントを求められたのは竹田圭吾・ニューズウィーク日本版編集長。

   いつものように5分前に目が覚めたというような顔と声でボソボソとコメントしたが、「交通事故で肉親をなくした人はたくさんいるわけで、芸能人だからって特別扱いされるってのはどうなんだろうなって――」と視聴者的に一気に目が覚めることを言う。

   ただ、その後は、「それは本人が一番わかってて、地道な活動をしているのは偉い」となんだかトーンダウン。「職業ドライバーに対する啓蒙活動、法制度なども、全体で考えていかないとってあらためて思います」。結局、無難な社説風に収斂していった。

文   ボンド柳生 | 似顔絵 池田マコト
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