渋谷「夫バラバラ」公判 「リポーター兼裁判長」様のお裁き

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   一昨年の2006年12月に渋谷で起きた夫殺害切断事件の公判が昨日(1月22日)あった。司会の小倉智昭が前ふり時に「続いて、渋谷の夫妻、えー、渋谷の夫殺害切断事件ですが…」と言い間違える。

続いて、渋谷の夫妻

   この事件、つまりは"夫妻"なんだろう。聞けば聞くほど殺伐とした夫婦関係が見えてきて、嫌な気分になることがわかっていながら、耳目が離せない。

   番組は、いつものようにリポーターの大村正樹の独壇場。先週の放送で彼は「(被害者は)被告が勝手に中絶したことに怒って暴力をふるうようになった」などと、DVを招いた被告の"非"を強調。力を込めて、いかにも事実めかして伝えていた。

   ところが、昨日出廷した母親の証言では、暴力がはじまったのはそれ以前、結婚して2カ月後だった。今日は、それを、あっさり、さらっと言ってのける。

   まあ、大村にとっては、そんな事実関係はどーでもよいのだ。大村の視点は、"夫妻"ではなく、「我慢を重ね、夫婦関係を修復しようとつとめていた」被害者に対して、悪魔のような犯罪を犯した被告の「反省の色」である。(彼によれば)不遜な態度でメモを取り続けたという被告は、「夫を殺害して、バラバラにして遺棄したことに、まったく反省の色を見せていません!」

   「(DVから)逃げようと思えば、逃げられたはず。そうしなかったのは、(慰謝料などを取りたいという)カネへの執着心があったのではないか」。どうやら「とくダネ!」の大村裁判長はすべてお見通し。事実関係の審理などは不要のようだ。

文   ボンド柳生 | 似顔絵 池田マコト
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