吾郎クン駄目じゃん、それじゃやる気なくすって!(佐々木夫妻の仁義なき戦い)

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   怒涛のごときドラマ宣伝で、稲垣吾郎くんはあちこちの番組にご出演。昨2007年「華麗なる一族」の木村くんもそうだったけど、TBSは自局のバラエティにSMAPを引っぱり出したくてドラマ作ってるんじゃないの? なんて思っちゃったりして。

   しかし、初回は期待通りの面白さだった。几帳面な夫とガサツな妻が繰り広げる弁護士夫婦の壮絶なるバトル。佐々木法倫(稲垣)、律子(小雪)は結婚3年目。はじめは、自分にないものを持つ相手に惹かれて一緒になったはずなのに、いまや性格の不一致で離婚寸前だ。

   それにしても、この奥さんのズボラぶりは凄い。家事は一切せず、文句を言えばへ理屈ばっかり。CDのケースと中味がゴチャゴチャなのは、身に覚えがあるのでスルーするとして。部屋が広いのをいいことにゴミを溜め放題、臭ってくるのはなんとも。ゴキブリ女と言われても仕方がない。同じルーズでも、独身で自己完結している干物女(→「綾瀬はるかが『干物女』なんて納得いかない?(ホタルノヒカリ)」(07年7月17日)参照)の方がまだマシだ。

   いちばん許せないのは、酔って帰って冷蔵庫開けっ放しのところ。そう、私は水道光熱費の無駄遣いにはウルサイ、地球に優しい女である。そんな女とは早く別れてしまいなさい、とすっかり小姑気分。

   でも、良いとこなしの律子かと思ったら、法倫のピンチにはやっぱり駆けつけるのね。弁護士事務所で扱っている法律問題と、ケンカの原因がリンクしてくるのが面白い。かたやハッタリとパフォーマンスで相手をビビらせる律子に対し、地道にデータ・資料を揃えてくる法倫。それぞれのキャラが出ている。

   毎回ケンカのシーンが見どころになってくるのだろうけど、初回では鼻血やらスローモーションやら工夫がいろいろ。これをいかに飽きさせずに描けるかがポイントかも。

   法倫が元アマレスの選手という設定には、深い意味があるのだろうか。家庭問題をグチリながら練習してると舌噛むゾ。

   さて、依頼人のゴミ処理問題が解決するとともに自らの所業を反省した律子、せっかく心を入れ替えて部屋を掃除し、健気に食器洗いまでしていたのに・・・。あろうことか法倫、「油ものとそうでないものを一緒にするな」と説教を始める。あげくは「君は不得意なんだからやらなくてもいい」って、ダメじゃん! 感謝して、褒めて、育てなきゃ。だからやる気をなくすのよ。かくして元の木阿弥、バトルは続く。

   でも第2話を見ると、なんだか律子がかわいく見えてきた。ひょっとして「賢者の贈り物」的展開? 意外に深い愛の物語なのかもしれない。

文   ツキノ・ワグマ
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