2024年 4月 26日 (金)

「つなぎ法案」 自民と民主、「炎上」するのはどっち?

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   ガソリンにかかる暫定税率の延長をめぐる与野党の攻防がヤマ場を迎えている。3月31日の期限切れまでに延長法案を通すのは難しいと、出てきたのが「つなぎ法案」。どうにもわかりにくい。が、間違いないのは、きょうがひとつの期限だということ。

鳥越:議員立法というのは違和感がある

   河野衆院議長はきのう(1月29日)、与野党の国対委員長を呼んで仲裁に乗り出したが、話がまとまらないまま、夜に入って与党は「つなぎ法案」(現行を5月末まで延長する)を衆院に提出した。これに対して民主党は「ガソリン値下げ隊」を繰り出してひとさわぎ。

   幹事長会談は今朝行われたが、見通しは立たない。とどのつまりは数の論理。数の優位から自民はいつでも強行できるのだが、政局になったときの世論が恐い。それをいつにするか。3月末なのか、いまなのか、自民、民主両党ともに有利な時期をはかっているわけだ。

   三反園訓は「どちらが有利かといえば、いまは与党。かりに野党が審議拒否をしたとしても長続きはしない。予算案の審議をしないとこれも批判されるから、2週間で帰ってくるだろうと読んでる」「しかし、こわいのは世論。審議もしないで延長、それも10年が決まっちゃうんだから、国民が納得するかどうか」

   鳥越俊太郎は「予算案は内閣が出すものなのに、つなぎ法案は議員立法というのは違和感がある」。これもひとつのポイントだ。しかし、という。

   「それよりも、なぜきょうなのかだ。憲法の『60日ルール』で、参院が法案審議をしなくても、60日たてば否決とみなして衆院で可決できる。現行法が切れる3月31日から数えて明日がその60日前にあたる。だから今日中に衆院を通して参院に送らないと行けない。民主党がきょう1日がんばると、少なくとも4月1日だけはガソリンが値下がりするわけだ」

   三反園は「3月末だと問責決議になりかねないから、いまならいいかと。道路財源はいま、余ってるんですよ。だから、無駄遣いが起こっている。なのに、その議論をしないでいいのか、となる」

   落合恵子「どう見たって、国民を見てる人いない」
   萩谷麻衣子は「道路財源の利権を切られて困るのはだれかは、はっきりしている」
   三反園は「与野党ともにシナリオ書ける人がいないから、ガチンコ勝負になるのかも」という。

   ガソリンが安くなるかどうか、よりも、道路が必要なのかどうかを争ってほしいんだけどね。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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