笑える「脱税」表と裏 『マルサの女』
2008年01月31日06時00分

(C)NHK
(C)1987伊丹プロダクション
今回の「ハイビジョン金曜シネマ」では『マルサの女』(1987年)を放送する。監督は伊丹十三。国税局査察部(マルサ)に勤める女性査察官(宮本信子)が、ラブホテル経営者(山崎努)の脱税を摘発する! 脱税というバブル期の社会問題をコミカルに描く。
おかっぱ頭にソバカス顔――そんな特異なキャラクターを演じた宮本の熱演に注目だ。「マルサ」は流行語にも選ばれ、社会現象となった。1987年度「日本アカデミー賞」では、作品賞、監督賞、主演女優賞、主演男優賞などを獲得した。