安全管理より安さ? 伊集院「導入した企業に責任」

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   こんどばかりは日本中が「エーッ」といっただろう。スーパーで普通に売っていた冷凍ギョーザを食べた千葉、兵庫の3家族10人が中毒症状でバタバタ倒れたんだから。有機リン系農薬が混入していたギョーザの「原産地」は、またしても中国だった。

赤江:加工されたものだと分からないでしょう

   この1月21日に千葉・市川市の5人家族が、「CO・OP 手作り餃子40個」を食べて、吐き気や下痢で4人が重症、5歳の女児が意識不明になった。しかし、これより前の12月28日にも、千葉市で同じ食品で入院。さらに、今月5日には、兵庫・高砂市で家族3人が、「ひとくち餃子」で、同じ症状で入院、2人が重症になっていた。

   症状は凄まじいものだった。高砂市の家族は「苦かった。食べて30秒くらいでめまいがして倒れ、はきけがした」「死ぬかと思った。下痢が1、2分おきだった」。家族の様子を見てすぐはきだした母親も「全身麻痺みたいで動けず、ろれつも回らなかった」という。

   関係者が早いうちに動いていれば、後のケースは防げたはずだった。が、販売した「コープ」などが深刻に受け止めなかったらしい。また市川市のケースでは、「明らかに普通の食中毒とは違った」のに、厚労省が発表したのはきのう(30日)になってからだ。毒物や混入経路の特定に時間がかかったというのか。

   これらを輸入したのは、日本たばこ産業(JT)子会社の「ジェイティフーズ」。製造したのは、中国の「天洋食品廠公司」。農薬は「メタミドホス」とわかった。製造工程で混入したのはほぼ間違いなさそうだが、なぜかは不明。

   「ジェイティフーズ」は同公司から数種類の食品のほか、業務用原料としてロールキャベツ、豚肉包みなど10数種類を輸入しており、これらを加ト吉、味の素冷凍食品、江崎グリコが製品にしている。

   赤江珠緒「加工されたものだと分からないでしょう」
   鳥越俊太郎はギョーザのパックを手に、「日本語で書いてあるからわからない。ウラの1か所に『中華人民共和国』とあるだけ。これは日本で袋詰めするんですか」
   石黒昌孝氏(農民連食品分析センター)は「袋を中国へ送って袋詰めしている」
   赤江「農薬が混入されたのは、畑なのか工場なのか」
   石黒「これはわからない」

   ここでスパモニは、以前放送した中国・山東省の農村ルポを再構成して流した。収穫直前のほうれん草に農薬を散布する様子、葉っぱにべっとりとついた農薬、畑に散乱する農薬の袋、農薬が流れて井戸水に入るおそれにも無頓着な農民・・・。農薬の管理がずさんというだけでなく、農薬のおそろしさを知らない「おそろしさ」が伝わってくる。

   中国産食品に農薬などが含まれていた事例を一覧にしたら、昨2007年10月から3カ月間分だけで、スタジオにつくったパネルは2メートルもの高さになった。野菜、うなぎ、歯磨き粉から土鍋まで。確かに凄まじい。

   レポートの立花裕人は、「検査でひっかかったものだけで、これですからね」
   石丸幸人は「実際はこの何倍もあるということ」
   伊集院光は「安全管理に金をかけないから(製品が)安い、ということだ。それを導入した側(輸入業者)の責任がある」

   輸入食品のうち実際に検査しているのは10.7%にすぎず、あとは書類検査。厚労省は、加工食品での残留農薬の検査をしていない。消費者は丸裸じゃないか?

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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