初公判「ペアヌード」羽賀、リポーターに目で訴えたコト
梅宮辰夫をして「稀代の悪」と言わしめた羽賀研二(46)の初公判の模様を、傍聴した阿部祐二リポーターが伝える。
拘置所暮らし7カ月の羽賀は、肩まで伸びた茶髪に白い毛が混じり、頬がこけ、やつれが目立ったという。問われている罪は、(1)詐欺、(2)恐喝未遂。
(1) は1株40万円の未公開株を120万円で売りつけた
(2) は(1)の被害者から4億円の借金返済を迫られた羽賀が、1千万円で済まそうと、元ボクサーと暴力団関係者の力を借りた
というもの。羽賀は両方とも否認し、無罪を主張して争う姿勢だそうだ。
傍聴席の阿部と4、5回、目が合った羽賀は頭を下げて、「オレはやっていない」と訴えているような気がした、と阿部は語る。
公判に先立って阿部は沖縄に飛び、羽賀の母に会っている。母子家庭で育った羽賀は人気アイドル時代、4千万円の家を母にプレゼントし、毎月20万円仕送りしていたという。
80歳近い母は「とても親孝行な子だった。逮捕されたときは苦しくて、死ぬほうがいいかと思った」と話す。
インタビューの間に、初代いいとも青年隊に始まり、梅宮アンナとのペアヌード写真集、ジュエリーデザイナーとして羽振りのよかったころ、と過去の映像が挟まれる。
「あの子は売れるのが早すぎた。一人っ子だったし、沖縄に残ってほしかった」と悔やむ母は、「ウソついてはダメ。ワルイことはワルイとまじめに正直に話して反省してほしい」と言った。
八代英輝「詐欺については密室のなかのことなので、原告、被告どちらの言っていることがスジがとおっているか、裁判所の判断にかかる。恐喝未遂の件は金額も大きいので、有罪ということになれば、懲役4,5年以上になる」