相撲界「師匠が一番」は弟子との「美しい関係」か?

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   時津風部屋の力士、斉藤俊さん(当時17)=しこ名・時太山=が昨2007年6月急死した事件で、愛知県警は2月7日前時津風親方の山本順一容疑者(57)と兄弟子3人を傷害致死容疑で逮捕した。

ここまで捜査の時間がかかったのは・・・

   『とくダネ!』は、相撲ジャーナリストの武田頼政氏が生出演し、トップニュースで取り上げたが、改めて事件のてん末を見ると「殺人事件」が妥当ではと思えるほど、「むごい事件」の印象が・・・

   まずキャスターの小倉が「ここまで捜査の時間がかかったのは封建的な相撲界のやり方がネックになっていたのですかね」と捜査のあり方に疑問を呈した。

   これに武田氏は「土俵の上で行われる行為がすべて正当化されてきた慣習を破ろうとする捜査で、常識を破らなければならないので時間がかかったと思う。しかし、元をただせば初動捜査のミスですが・・・」。

   この後、相撲界の古色蒼然とした体質に話が及び、武田氏が「(相撲協会は)新弟子をいたぶる時代でないことを、今回の事件で思い知るべきだ」と、次のように問題提起した。

   「本来プロであるべき師匠が、弟子が死ぬまで見極められないこと自体が何をか言わんやです。すべて相撲界の常識から発している。逮捕された山本容疑者や3人の力士を特別な人間と見てはいけない。相撲界全体の問題です」

   「他のスポーツは、自分の所属チームが嫌だったら他へ移ることもできる。相撲界は契約関係でないので、これができない。入ったら行くところがないのです」

   しかし、リポーターの横野レイコが「それが無くなったら『師匠が一番』という美しい関係がなくなってしまう」と一言。

   これに武田氏は「美しいとは言えない」と言下に否定した。

   今回、事件を契機に、相撲界は古い常識を打破できるのか。先日発表された協会人事をみる限りでは協会幹部に、時代の流れをキャッチし新たな歴史づくりに取り組む意思や能力があるとはとても感じられないのだが・・・

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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