2024年 4月 19日 (金)

HD録画とCMとばし TV局へ迫る「覚悟」とは?

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エレキ君

以前、フジテレビが「4年連続3冠王」になったことなどを話題にしたが、言い足りない人もいるようなので、もう少し続けたい。(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)

テレビ君

フジは3冠王になったとはいえ、ゴールデンが13.8%と06年より0.4ポイントダウン、プライムが13.8%と同0.7ポイントダウン、全日が8.7%と同0.6ポイントダウンと手放しでは決して喜べない数字だ。

アドバ君

深刻なのは、テレビを視聴している世帯の割合を示す総世帯視聴率(HUT)が低迷していること。07年の平均は43.1%で、06年より0.8ポイントも下落した。HUTの下落は3年連続になり、上向くという保証はない。

プレス君

HUTの下落の要因は、ケーブルテレビや動画のネット配信の普及に伴う若年層を中心としたテレビ離れ。電通総研の調査では、テレビと同時に接しているパソコンや携帯電話などのメディアの数は3.83種類に達している。

エレキ君

朝日新聞(1月13日)の「テレビ どこへ」の企画で07年と約30年前の79年の視聴率を比較した記事が興味深かった。07年のNHK紅白歌合戦は39.5%、79年は77.0%と国民の4人のうち3人が紅白を見ていた計算だ。

テレビ君

79年のランクをみると、NHK朝の連ドラ「マー姉ちゃん」49.9%、TBSの「水戸黄門」43.7%など40%以上の番組が19もあった。30%以上の番組は1864で、1日に5はあった。07年は40%以上はゼロ、30%以上は7で、初めて1ケタになった。79年の1、2日分だ。

プレス君

以前にも「テレビの画面はテレビ番組だけのものでなくなった。テレビ局は感度が鈍い」と指摘した。テレビにとって状況は悪いほうへ悪いほうへ向かっている。

アドバ君

そのうえ、据え置き型のHD(ハードディスク)が普及すればCMを飛ばして見たい番組だけを見る人が増える。テレビが見られなくなれば当然ながら広告収入も減る。民放は「放送外収入のアップ」と念仏踊りしているだけでいいのか。

プレス君

どの局も放送外収入は通販と映画。通販は専門会社のほかBS、CSもやっており大きな成長は期待薄。映画もヒットするかどうかで、博打に近い。新たな収入源を創出しなければいけない。放送外に経営の軸足を移すぐらいの覚悟が必要だ。

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