2024年 3月 29日 (金)

韓国国宝火災で次期大統領にふった火の粉

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   日本では焼肉屋さんの屋号でおなじみの韓国国宝第1号『南大門』の火災は、やはり放火事件だった。

意外な事情が・・・

   『とくダネ!』は、笠井アナが放火犯のニュースを報じる一方、「日本なら崩壊せずに済んだ可能性が高いのです。そこには韓国の国宝に対する意外な事情が・・・」と、韓国国民が怒る事情を解説した。

   まず放火犯。男が『南大門』を登っていく様子を目撃したタクシー運転手の話をもとに、この男を捕え追及したところ放火を認める供述し始めているという。

   この後笠井アナが、怒りの源になっている事情を説明した。その第1は消防署への怒り。消防鎮圧長が記者会見で「通報が遅かったのでこんなことになった」と釈明したことで、「なぜ消すのに5時間もかかるのか」「火災監視体制はどうなっているのか」と怒りの火の手が。

   『南大門』には、監視カメラ4台、赤外線センサー6台が設置されており、異常があれば常駐している警備会社が察知できるようになっていた。しかし、それは昼間だけのこと。夜間は「無人」で、今回も通行人の通報によって消防署は火災発生を知ったという。この遅れが致命的になったというのだ。

   怒りの第2は、国宝級の建造物に対する政府の無策ぶりに、ホコ先が現・慮武鉉大統領に。日本の場合、国宝級の建造物は、火災が発生すればスプリンクラーや放水銃で自動消火体制が整っており、24時間監視体制が敷かれている。『南大門』はスプリンクラーや放水銃の設備はなかった。

   そのうえ所管の文化財庁は貴重な建物というわけで、立ち入り禁止にしており消防訓練を1度もしたことがなかった。おまけに今回の火災で「破壊」の許可が出たのは、出火後45分も経ってからだった。

   キャスターの小倉は「国宝だから消火も慎重にというのも分らないわけではない」というが、結局、燃やしてしまったので本末転倒。

   怒りの第3は、李明博・次期大統領へ。『南大門』は、2006年に門を自由に通れるよう市民に開放したのが当時ソウル市長だった李氏だった。せめて夜間だけでも閉めておけば放火犯が出入りすることもなかったというのだ。

   笠井アナは「日本は万全」のように言うが、油断はないか?

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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