ヒット連発音楽プロデューサー「ウィークポイントこそ魅力」

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   曲作りの現場を、一人の男が仕切る。今回の『プロフェッショナル仕事の流儀』。ゲスト、音楽プロデューサー・武部聡志。30年もの間トップアーティスト達を第一線で支え、2000曲以上をアレンジ・作曲した職人だ。彼の原動力とは一体何だろうか。

   曲作りの細部にまで関わる音楽プロデューサーの仕事。「アーティストの中にその答えはある」、それが武部の信念だ。流行を追わない。アーティストと向き合い、持ち味を最大限に引き出す。「アーティストの血を形にする。内から来るものをパッケージするのが僕の仕事」、そう武部は語る。

   常に10以上もの案件を抱える武部は、多忙を極める。仕事場に向かう車中、音楽は一切かけず耳を休める。曲作りを仕事とする彼に、音楽はリラックスを与えてくれない。プロデューサーとしての責任感、生みの苦しみ。彼の顔には疲労の色が浮かぶ。

   もともとはミュージシャンを目指していた武部。だが、アーティストのバックバンドとして活躍していくうちに、前に出て人を引き付けることは無理だと感じる。27歳の時、松任谷由実が書き下ろした曲の編曲を担当。アレンジャーとしてアーティストを輝かせる仕事に武部は夢中となった。

   なぜ、アーティストの個性にこだわるのか。そんな茂木の質問に対し、「歌い手のリアリティ、それが人の心を動かす」。武部はそう答える。さらに語る。「実はウィークポイントこそが、そのアーティストの魅力だったりする。苦しんだり挫折したり、そういうことが原動力になる」。弱さこそ強みになる、そう武部は信じる。改めて振り返ってみると、自分も弱さにその本質が詰まっている気がする。

   プロフェッショナルの条件に、「自分の思ったこと、イメージしたことを確実に形にする。そのための情熱や行動力を持ち続けること」と答える武部。大学生の自分としては、まず単位修得を確実に形にしたい。

慶応大学 じんじん

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