日本の殺人事件時効ってどうなの?

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   日本の裁判で無罪が確定していた27年前の『ロス疑惑』。かつてその犯人とされた三浦和義容疑者(60)が再び同じ事件の容疑で逮捕された。

こういうケースって…

   逮捕が行われたのはサイパン島。『とくダネ!』によると、三浦容疑者は、妻とサイパンに4日間滞在。帰国のために出国手続きをしている最中に逮捕されたという。

   三浦本人にとっては、まさに青天の霹靂だったに違いない。キャスターの小倉も「異例の展開となりました。三浦容疑者という言い方が正しいのかどうか考えてしまう」と、やはり戸惑い気味。

   事件は、1981年8月にロサンゼルス市内の駐車場で、広告写真の撮影中に妻、一美さん(当時28)が銃撃され、重体のまま日本に搬送されたが翌年に死亡した。

   このロス疑惑は、日本では紆余曲折があった。捜査当局の動きに先立って、まず週刊文春が『疑惑の銃弾』のタイトルで、疑惑の経緯を連載し、世間の注目を集めた。

   その後、捜査当局が動き起訴され、一審の東京地裁では無期懲役の判決。しかし、控訴審では逆転無罪となり、2003年3月に最高裁も検察側の上告を棄却し無罪が確定した。

   三浦容疑者は、この銃撃事件の3カ月前に知人の女性に一美さんを襲わせ殺害しようとした「殴打事件」を起こしており、1998年10月に懲役6年の実刑判決が確定。未決勾留分の日数を差し引いた2年2カ月の服役を終え、01年1月出所している。

   小倉は「こういうケースってありますか」にゲスト出演した安冨潔弁護士は「初めてですね」。フジテレビ解説委員の箕輪幸人も「アメリカには時効が無いと言っても、27年経ってまだ捜査していたのかと驚く」。

   ただ、箕輪は続けて「被害者は日本人ですよね。被害者が日本人なのにアメリカの捜査当局が動くメリットがわからない」と発言したのには多少びっくり。

   時効がない以上、捜査機関が犯罪の新証拠を見つければ動くのが当然。何か政治的メリットで動いたとも思えない。

   事件を捜査しているのは、ロス市警で『ストロングセブン』と呼ばれる、01年に発足した未解決捜査部門。この『新証拠』についてまだ明らかにされていないが、証拠によっては日本とは逆の方向へ進展する可能性もある。

   事件の進展によっては、日本でも『時効』の是非についての論議が出てくるだろう。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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