首伸びた石仏とみのの「ご利益」

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   長野県下諏訪町の珍事、「石仏の首が伸びた」と「朝ズバッ」がつたえたのが、昨2007年5月だったが、きのう(3月4日)ようやく首を元に戻す作業が行われた。

のどかな良い季節ですから

   「万治の石仏」と呼ばれ、田圃の中の巨大な自然石に首がちょこんと乗った不思議な石仏だ。江戸初期の1660年ともいわれ、また諏訪大社の鳥居を作るためにノミをいれたら血が流れたという、言い伝えもある。かつて岡本太郎氏が、その素朴な表情を絶賛して有名になったのだが、首の一件は、長年これを撮り続けてきた写真家が気がつき、地元紙が伝えたのを、さらに「朝ズバッ」が全国区にしたのだった。

   写真を見ると、たしかに年を追って首が浮き上がっていて、5年間で5センチ。きのうの工事の前にはかったら、5.8センチになっていた。実はこの首、1991年に落ちたため補修されたのだが、今回首をはずして調べたところ、しみこんだ雨水が冬の間に凍って首を押し上げたのだが、首が曲がっていたために元へ戻らず、だんだん伸びてきていたのだとわかった。

   わかってみれば何のことは……というわけで、再びアナを開け直して首はぴたっと元に戻った。地元観光協会は「わたしどもは、首を長くしてお待ちしております」と洒落て見せたが、「朝ズバッ」の霊験はあらたかだったようで、昨年の放送以来、訪れる人が急増。おみやげものの「土鈴」が、それまで月に40から50個だったのが、4日間で300個完売だったとか。案内板にも、「みのもんたの『朝ズバッ』で紹介された」なんて書いてあった。

   みのもんたはむろん大喜びだ。「どうです、荒俣さん」

すると、荒俣宏は「解明する必要ないって言ってたのに…」といったから、スタジオ爆笑だ。

   「みんな手を合わせて拝んでいたんですからね」とみのも大笑い。例によって「奇跡だ」とかなんとか、口走っていたのだろう。ようやく思い出したか。

   「ま、これからのどかな良い季節ですから、お出かけ頂きたいなと思います」で、まずはめでたし、めでたし。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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