2018年 7月 20日 (金)

最終回「占い師の助言に負けず、超越して過ごされることを」

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   「あなたは細木数子が好きですか」。番組冒頭、ナレーションが唐突に問いかけてくる。コトここに至って「好き嫌い」の話が出てくる不思議を感じつつ、たしかに、それは筆者もこの人気番組を見ていて疑問ではあった。好きだから見るのか、嫌いだから見るのか――。

たかが占い師、ですが

   とにかく3年7ヵ月続いた「ズバリ言うわよ!」もついに最終回。「細木がテレビから消える」日が来てしまったのだ。番組の通常構成は前回で終わり、今夜はレギュラーメンバー(細木数子大先生、くりぃむしちゅー、滝沢秀明)によるオープニングとエンディングトークのみ。あとは過去の「総集編」という名の手抜きである。

   そこでは、センセイが繰り広げたカズカズの名トークが再演されていた。ときには怒り、ときには渾身のメッセージ、涙のアドバイス。センセイにズバリ!と叱咤激励され、共感され、導かれた者はハンカチを手に涙し、番組は「細木が○○を救った」とキャプションがつく。

   こうして見ると、センセイはまことに人類の救済者であったようだ。なかには、センセイのありがたいお話にハナから懐疑的な不届き者もあったが、それはごく少数であり、しかも地獄に堕ちることが運命づけられているので心配はいらない。

   「もっと長寿番組になると思ってたんですが(センセイが休みたいというので仕方ない…)」。エンディングでくりぃむしちゅー・上田は残念そうに言う。突然の降板にさまざまな憶測が飛び交った――局側による打ち切り説から逮捕説まで――が、あくまでもセンセイの自由意志による終了であることがあらためてアピールされる。

   センセイも最後の挨拶で「私自身、もっともっと勉強して皆様にお目にかかるのを楽しみにしています」と抱負を語ると、「たかが占い師、六星占術、細木数子ですが――」と続けた。「占いじゃないな、占い師とは違う、という声がたくさんの人から聞こえたのは大きな喜びでした」

   「占いは人生に不可欠、衣食住をいう教えだと少しはお気づきいただけたと思います」「どうぞ占い師の助言に負けることなく、それを超越した大きな、清く明るく素直な心で毎日を過ごされることを願ってお別れします」

   最後のお言葉は謎めいていて凡人には到底理解できなかった。しかし、センセイはたしかに復活を約束されたのだ。いつになるかわからないが、当欄としては、その言葉を信じて待ち続けるべきだろう。かけがえのないコラムのネタが戻ってくる日を――。

   さて、来週は――もう放送がありません…。が、当欄の総集編をお届けする予定です。決して手抜きではありませんので、お楽しみに!

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