日銀総裁「空席」だとどうなるか

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   武藤敏郎副総裁の昇格案が参院で不同意となり迷走中の日銀総裁人事。現総裁の任期切れが3月19日に迫るなか、きのう(16日)新たな人事案が急浮上した。

大変ですよね

   『とくダネ!』は笠井信輔アナがこの最新の動きを解説した。それによると…

   きのう、福田首相が武藤副総裁の昇格を諦めたようだという情報が民主党から流れた。あわせて急浮上したのがアジア開発銀行の黒田東彦総裁と国際金融情報センターの渡辺博史顧問。両氏とも国際金融に精通している財務省の「財務官」出身だ。

   きのうのテレビ番組で民主党の鳩山由紀夫幹事長は「財務省出身ならすべてダメということではない。事務次官はミスター財務省だから、『金融・財政の分離』の原則からダメだが、財務官なら悪くないですよ、視野が広いから……」と。ようやく振り上げたこぶしの落しどころを見出したようだ。

   ただし、民主党の意見として固まっているかどうかは、「あそこは意見がバラバラなので」(自民党)まだ不明だ。

   小倉キャスターが「これらの人でOKとなるんでしょうかね」に、ゲストコメンテーターの松本大・マネックス証券CEOが辛口の現実的なコメントを。

   「日銀総裁は(金融の)門外漢ではなれない。やはり財務省から、とは思います。それより、空席になると大変だと騒がれていますが、皮肉なことに世界的に市場をみると重要事件とは思われていない」

   大変なことになりますと盛んにあおっていた笠井は苦笑いしながら「でも日本経済においては大変ですよね」。しかし松本は「官僚体制というかグループで動いていますから…」と。

   以前(3月7日付)の当通信簿でもお伝えしたが、日銀総裁が空席では格好が悪い、恥ずかしいという程度。

   『金融・財政の分離』の原則というか日銀の中立性は大事なことだが、もっと問題なのは迷走した日銀総裁人事で、日銀を含め金融界に「この人が最適任者」という衆目一致する名前が出てこなかったことではないか。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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