円高メリットはどこへ行った?

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   昨日(3月17日)の東京外国為替市場の円相場は12年7か月ぶりに1ドル=95円台をつけた。「3か月たっていないのに10円近く高くなっている」(小倉キャスター)というほど、円高に歯止めがかからない。

ヨーロッパはあまり…

   ところが今回の円高では、かつてのような「円高メリット」とか「円高差益還元」という言葉がいっこうに聞こえてこない。今朝の『とくダネ!』は、リポーターの大村正樹が円高メリット、デメリットの実態を追った。

   昨日は大勢の客が訪れたという東京・新宿の旅行代理店の窓口。若い女性が「周りの友達もみんな円高っていうことで海外で買い物いっぱいしているので私もみたいな……」と。

   金融機関の外貨両替窓口では、円をドルに換える若い女性が「円高の時に次の旅行のために早めにドルに換えておくんです」。

   ここで小倉が一言。「ゴールデン・ウイークだから海外へとプランを練っている人もいるでしょうが、ユーロは高いのでヨーロッパはあまり意味ないですよ。円はドルだけに高いのですから」。

   円がドルに対して最高値をつけたのは1995年4月の1ドル=79円75銭。このときも海外旅行ブームがおき、百貨店では円高差益還元セールあった。

   では、今回はなぜ円高差益還元の声が聞こえてこないのか。

   95年当時バリューセットを売りだした日本マクドナルドは「最大2年の為替予約のために、急な変化はない。値下げの予定もありません」とか。

   米牛肉を扱っている牛丼の吉野家も「牛肉の値段は流通業者との契約で円高・円安にかかわらず一定金額。値下げの予定はありません」。

   サラダ油の日清オイリオとなると「円高はプラス材料だが、燃料費、包装資材、国内輸送費などが上がっているほか、原料コスト増で値下げの予定なし」。

   では、輸入大国の原油なら少しは朗報が…と思ったら甘かった。新日本石油は「原油高により4月から6円高。ただ、円高の影響で卸値は2円高でおさまりそう」という。

   ただし「消費者に還元するかどうかは各小売店にお任せしている。円高以上の原油高で、ガソリンの値段が下がる状況ではない」という。

   最後に、活弁士の山崎バニラが「いいこと全くないということですか、今回は…」に大村が「海外で買物する若い人には、お得感があるようですよ」。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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