「ニートは社会のせい」に太田「甘ったれだ!」(爆笑問題のニッポンの教養)

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   今回は「プロフェッショナル 仕事の流儀」が再放送だったため、火曜23時から放送されている「爆笑問題のニッポンの教養」を紹介する。爆笑問題の2人が様々な大学に赴き、教授や准教授と談義を繰り広げる番組だ。

   今回の放送は東京大学で教育社会学を研究している本田由紀 准教授のもとを訪問。議論のテーマは「我働くゆえに幸あり?」。ニートが社会問題になって久しいが、働かない人間が悪いのか、それともそういう人間を作ってしまった社会が悪なのか、爆笑問題の太田と本田准教授が熱い議論を繰り広げた。

   ニートが量産された背景には、就職氷河期がある。就職したくても出来ない、定職に就くことが出来ない者がフリーターになり、世の中に嫌気がさしてニートになる。テレビの特集などでよく目にする図式だ。本田准教授はニート問題に対して、ニートを生む要因となった社会のシステムが悪いと指摘。それに太田が「人のせいするな」と真っ向から反論する。

   本田「何百社も面接を受け、落ち続けた人が大勢いた時代がある。それでもその人の努力不足だということができるか」

   太田「人のせいではないよ」

   本田「そういうことを言う人が本当に多い」

   "若者がしっかりしていないから"と言って若者側に責任を帰属させてバッシングする人が多いことに本田准教授は腹を立てる。だが太田は、それを言いわけにする若者は"甘ったれだ"と反撃。

   太田「世の中は理不尽なことだらけ。そいつらだけじゃない」

   僕は太田の言い分に同感だ。自身の就業の問題を社会のせいにするのはずるい気がする。だが、社会的に地位のある人が揃ってニートバッシングをするのも同じくずるい。本田准教授の言うとおり、過去の社会にも責任があるのだろうから。

   結局その後のトークでは日本の教育システムに話が向かう。日本人は、社会では何の役にも立たない、受験のための勉強を高校までに強いられてきた。そうした過程を経て頭の堅い人間が量産され、就職氷河期の時代に応用が利かなくなったのだという。教育のせいなのでは?と視聴者に思わせる流れで番組は終わった。

文   慶応大学・がくちゃん
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