元警官が駅警戒態勢を批判 茨城・通り魔事件

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   茨城県土浦市、JR荒川沖駅の無差別殺傷事件の続報。今朝の『とくダネ!』は元警視庁警官が生出演し、昨日(3月24日)の一報ではほとんど触れなかった茨城県警の捜査体制の不備について報じた。

   番組冒頭、送検のために今朝7時ごろ土浦署を出る金川真大容疑者(24)の姿を鮮明に映し出した。坊主頭に、長いモミアゲ、眼鏡をかけており、8人を無差別に殺傷した犯人とは思えない平然とした表情だ。

   小倉キャスターが「顔まで出すのは最近珍しい。警察は、これだけ違うんですよと、一般の人に見てもらいたかったのですかね~」。

   確かに、髪を切り、眼鏡をかけられると見分けがつきにくくなる。普通我々は、人を見ても、人を見ていない。人という「もの」を見ているからだろう。

   しかし、警視庁の元警官で総合危機管理オフィス・コマダの駒田史朗取締役は「(金川容疑者は)そんなに変わっていないと思いますよ。人の特徴は目と鼻の間隔で、目は眼鏡をかければ分からないが、鼻の形は変わらない」と指摘する。

   この後、リポーターの大村正樹が事件当時の荒川沖駅周辺の捜査体制について説明した。それによると、駅西口に2人、上りホームに1人、改札口の内と外に各1人、駅東口3人、計8人の捜査員が張り込んでいたという。

   大村は「この布陣で解せないのは、上りホームにいた捜査員」という。

   警察は、金川容疑者の立ち寄り先として秋葉原を重点ポイントとしてとらえていた。つまり、金川容疑者が秋葉原から戻ってくる可能性を想定して張り込んでいた。

   しかし、捜査員が張り込んでいたホームは、上野方面から来る電車が入る下りホームではなく逆の上りホーム、「どうしても解せない部分です」(大村)という。

   こうした捜査体制の不備について、駒田取締役は次のように語った。

   「今回、犯人は『早く捕まえてごらん』と、警察に挑んできた。この段階で捜査方針を替えなければいけない」

   「挑戦状を叩きつけてきたような場合、威嚇することも大事。(警官の)制服を見て被疑者が挙動不審になる、それを私服が見ているという2重チェックをする。そのくらい本格的にやらないと。無線を持っていないじゃ、捜査じゃないですよ」

   小倉が「警察が批判されても仕方がない部分はありますか」には「ありますよ。状況が変わっているのに、必ず捕まえるという姿勢が見えない。無線もなく、それなりの武器もなくて、どういう感覚で捜査員を配置していたのかな?という感じです」

   最後にニューズウイーク日本語版編集長の竹田圭吾が「警察の落ち度は疑いようがないが、駅のことをよく知っている駅関係者にどうして事件についての警告を伝えておかなかったのか。警察だけでなく駅や周辺の商店全体が一緒になって備えれば、抑止効果があったと思う」と。

   こうした指摘は、警察は今回に事件の教訓として謙虚に聞くべきだろう。

文   モンブラン
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