茨城・通り魔事件 小学校狙おうとした「意味」

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   "心の闇"―-殺傷事件が起こると一様に浮上するキーワードである。今回の茨城・荒川沖駅での無差別8人殺傷事件でも同様だ。

まったく分からない

   高校時代、容疑者が所属していた弓道部から引退したときがターニングポイントだったとナレーションは説明する。弓道部は県大会で優勝し、全国大会にまで進出した。これが終わってやがて引退という時期になって、「元気がなくなった」と同級生は話す。打ち込めるものを失って、生活意欲もなくなったのか。"燃え尽き症候群"? のフリップが出される。

   同じころ、進学志望から就職組に転向も行っている。「卒業前に、もう1回、3年生をやりたい、と言っていた。進学なのか就職したいのか、願望がさっぱりわからなかった」(同級生)。

   結局、定職につけず、アルバイトとゲームに打ち込むようになって行く。国家公務員で厳格な父親から注意されたのかもしれない。家族との会話もろくになく、引きこもり状態になる。

   このあたりの心理を専門家は「父親を超えるのも青年期のだいじなこと。偉大な父だと、超えることに困難をきたす」と語る。そして、「家族を殺そうとするのは家族を捨てること、小学校を狙うのは過去を捨てることを意味する」という。

   鳥越俊太郎「部屋のカベに『死』と書いていたということは、もう普通の人間の感情を失っていたんだと思う。今の社会は死に対するリアリティがないが、一方で思春期になると『死』に対する興味が高まる。それで、『誰でもいいから殺してみたかった』ということにつながる可能性はある。でもこれは一つの解釈で、彼の心はまったく分からない」

   ケータイを2つ持っていた容疑者は、片方に「おれも自分を終わりにしたい」と書きこんで、もう一つに送っていたという。 

文   アレマ | 似顔絵 池田マコト
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