ガソリン税5月以降も安くなる「破壊工作」とは

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   笠井信輔アナが、4月1日から安くなったガソリン税が再値上げされない可能性を紹介した。大方の予想では、与党が衆院での「再可決」の手法を使い、早ければ5月からガソリン税をまた値上げし、3月までの水準に戻すと見られている。しかし、これがそうすんなりとはいかない、というのだ。

当然出てくる動きですよね

   録画で自民党の河野太郎・広報本部マルチメディア局長の話が流れた。目指しているのは、福田首相が表明した道路特定財源の一般財源化の確約のようだ。「暫定税率を人質にとって、一般財源化しないなら(暫定税率再導入を)つぶすぞという、まあ破壊工作をしなくちゃいかんと」と考えを述べた。

   番組は、衆院で与党から16人がガソリン税値上げの再可決に反対すれば、ガソリン税再値上げはできなくなると解説した。河野局長によると、「二十数名」賛同者がいるそうだ。

   一国の首相があれだけ明言した「一般財源化」に、なぜ「破壊工作」まで持ち出して後押しをしなければならないのだろうか。河野局長は、あくまで「特定財源」にこだわり一般財源化に反対する「恐竜みたいな人たちがいらっしゃる」と説明した。番組は河野局長が「道路族へ宣戦布告した」とまとめた。

   小倉は「当然出てくる動きですよね」

   ノンフィクション作家岩上安身は、「一般財源化」は小泉政権時代から「約束」されてきたもので福田首相は「反動、後退やってる訳で」と状況をまとめた。そして「良心的な声が挙がってきた」「歓迎すべきこと」と評価した。

   気になるのは「地方へ迷惑をかけないように」という、首相など「ガソリン税再値上げ推進派」の言い回しだ。番組でも東国原英夫・宮崎県知事の「混乱してますね」といった声などを紹介し、すでに予算を組んで進める予定だった工事が止まっている「混乱」を指摘した。「予算を組んでしまったのにどうするんだ」ということだ。

   では、ガソリン税は来年3月まで一端再値上げして元に戻し「混乱」を回避し、来年4月以降に再値下げする、というのはどうだろう。「暫定税率期限切れ」は随分前から決まっている話だったのに期限ギリギリまで議論せず、その結果「予算組んだから」という1年限りの「混乱」を「人質」にとって議論を進めるのはやめてほしい。「人質」抜きで、冷静に結論を出してほしい。

文   赤坂和郎 | 似顔絵 池田マコト
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