あやうく惨劇? 「用なし」風車が牙をむく時

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   「回らないことで問題になった風車が、回り過ぎて壊れてしまいました」(赤江キャスター)と、先の強風で巨大な粗大ゴミと化した茨城県つくば市の発電用風車を取り上げた。

お荷物の風車ですネ

   この風車については、『スパモニ』が06年11月に税金のムダ使いの例として取材したことがあるいわく付きの風車。

   それによると、この発電用風車は市内の小中学校で使う電力をこの風車で賄おうという狙いで、2006年に環境省から5億円の補助金を交付してもらいスタートした事業。市内の小中学校に23基設置。計画ではさらに75基を設置する予定だった。

   しかし、鳴り物入りで始めた風車が、ほとんど回らず、当初計画の600分の1の発電量しか得られず、発電量よりも待機電力の方が余計に電気を食うしまつ。やむを得ず計画は1年で中断。設置された風車はブレーキで固定した。

   そのまわらないはずの風車が、4月1日の強風(同市内で風速およそ9メートル)で、破片が周囲に飛び散るほどに大破。学校は休みで怪我人はいなかったようだが、巨大な粗大ゴミと化してしまった。

   一体、回らない風車を誰が設計し、作ったのかだが、設計者は早稲田大学、製造したのはイーアンドイー(斎藤久雄代表取締役)。

   市では、環境省から補助金の返還を求められ、市の財源から1億8500万円を返還したが、早大とイーアンドイーの両社を相手取って3億円の損害賠償請求の訴訟を起こし現在係争中。

   おもちゃの風車は、風を受ければ簡単に回るのだが、この風車には円筒形の先端に羽根らしき金属板が斜めにあるだけ。大きな羽根はない。

   「お荷物の風車ですネ」と赤江がしめて終わったが、まわらない風車つくって、日本のCO2削減はうまくいくのか。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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