中学「とんでもランキング」事件 テレビの影響なのか

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   ニュースとしてはちょっと遅きに失するが、山梨県甲斐市立中学の卒業文集『とんでもランキング』の話題。コメンテーターたちは「ランキングに挙げられたらどう思うか、(教師に)想像力が無い」と一喝した。

想像力がなかった

   生徒が編集委員になった作成した『ランKING』というテーマの文集。挙げられたランキングの項目に1から3位までの順位に名前を書き込む形になっている。

   「モテモテ女子」「モテモテ男子」「優しい人」「可愛い人」までは良かったのだが……

   「総理官邸に放火しそうな人」「将来橋の下で暮らしそうな人」「腹黒い人」「末期な人」という個人を貶めるとんでもない項目も。

   卒業式の前日、「苦情」を申し入れてきた生徒1人だけ、掲載ページを削除し、あとは全員に配布した。

   当然、文集は保護者の目につき、けっきょく指摘されて卒業生全員から回収、問題ページを削除して再配布した。

   生徒が自主的の作成したとはいえ担任教師は最終チェックしていたはず。

   甲斐市教育委員会の次長は「チェックはしたのでしょうが、ギャグの延長みたいに思ったのでしょう。これくらいはいいかと判断したのでしょうが、その辺の認識がおかしかった」。

   作家の吉永みち子は「自分がここに挙げられたらどう思うか。認識がなかったというより想像力がなかったと思う。『もう一度やり直せ』これが最後の指導でしょう」と。

   確かにその通りだが、根はもうちょっと深いのではないか。バカさ加減を競うテレビのクイズ番組を筆頭に、最近のマスコミに現れる「笑い」は、個人をこきおろして笑い物にする風潮が目立つ。

   生徒も先生もそうした風潮に、判断ができないほどドップリ浸かっているのではないか。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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