2024年 4月 20日 (土)

体操ニューヒーロー内村 ボーリングのスコアは……

   このところのスポーツ界は、男子10代選手の活躍が目につく。今度は体操でニューヒーローが誕生した。内村航平、19才。昨日(5月6日)の最終選考会で2位になり、北京オリンピックへの出場を決めた。

そういう選手が多い

   紹介した笠井信輔アナによると、体操競技は、2006年にルール改正があり、10点満点で上限のある減点方式から、上限のない加算方式に変更された。そのために代表選考の仕方も変わり、派手さが優先され、美しさ、力強さが求められるようになったらしい。

   その結果、世代交代が起こり、今回選ばれた6人のうち、五輪経験組は2人だけで、4人が初五輪。「若い布陣で北京オリンピックに臨みます」(笠井)。その最年少が内村だった。加点新時代の申し子なのだ。

   元金メダリスト、具志堅幸司・強化本部長は、内村について、「線がきれいで脚力がある。回転系、ひねり系の技術は世界有数」だと言う。床と跳馬が特に得意とのこと。

   もっとも、彼は体育の成績は3、ボウリングのスコアは100以下、中学のマラソン大会では200人中190位で、「運動神経があるほうでないし、足も細い。体操以外、何もやる気がない」(お母さんの話)。スポーツに一家言ある小倉智昭は、「器械体操の選手には、そういう選手が多い」と語る。

   石川遼も、錦織圭も、そして内村航平も人を惹きつける笑顔がセールスポイントだ。若武者には笑顔が似合う。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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