2024年 4月 19日 (金)

米国でも雨乞い 地球の「水」に何が…

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   「命の水」である井戸水が塩辛くて飲めず、雑菌だらけの溜池の水をそのまま飲んでいるバングラデシュのデルタ地帯。海水が内陸奥深くまで浸透し、急速に拡大している地球温暖化の厳しい現実だ。

   今回は『シリーズ・水の危機』1回目として、急速に到来している「水が飲めなくなった」温暖化の現実を追った。

井戸が塩辛くて飲めない

   海抜1メートル以下が国土の5分の1を占めるバングラデシュ。海水の上昇で内陸100kmの地域まで海水が浸透、井戸水の塩分濃度は1%もあり、しょっぱくてとても飲めたものではない。住民はやむを得ず、雑菌が繁殖している溜池の水をそのまま飲んでいるが、病人続出という。

   「生きるためにはこうするしかないのです」という住民の悲痛な訴えが心に響く。

   背景にあるのは、地球温暖化でベンガル湾の海水が暖まり、海水が膨張して海面が上昇することとみられている。

   一方、アメリカ南東部のアラバマ州では3年越しの大干ばつでトウモロコシ畑が壊滅状態。隣のジョージア州でも庭の水やり、洗車は全面ご法度。知事が州議会で雨乞いの儀式を行う非常事態だ。

   このアメリカ南東部の干ばつは、4000km離れた赤道で暖められた海水が上昇気流となって熱帯地域に大雨を降らせたあと、乾いた空気となってアメリカ南東部に移動したためとみられている。

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