「廃業」船場吉兆 一番まずかったもの
あの「船場吉兆」がとうとう廃業になるという読売新聞の報道に、テリー伊藤が勢い込んだ。
「船場吉兆といえば、接待じゃないですか、ぼくらも『すごいな。一度いってみたいな』と思っていたところですけど、あの事件以来、ギャグになっちゃった」
たしかにギャグの連発だった。
昨2007年10月 | 菓子類の賞味期限・消費期限の改ざんが明るみに |
11月 | 牛肉産地偽装発覚 営業休止 |
12月 | ささやき会見 これには日本中が笑った |
今年1月 | 湯木佐知子 新社長就任 民事再生法の適用を申請 |
5月 | 料理使い回しが発覚 |
さらに 「あの注目の会見。(映像も流しながら)ここで、(湯木佐知子氏が)マイクの性能も判らずにささやき会見をやって、これで決定的になった。ここで真摯に会見していれば、こんなことにはならなかったんですよ。これが間違い」。
江田けんじも、「あれで本性がわかっちゃった上に、本人が社長になったでしょ」。
テリーは、「それでも船場吉兆を応援しようというお客さん、沢山いたんですよ」。
「いました」と加藤浩次。
「にもかかわらず、5月に再び料理の使い回しが発覚したんです。エーッ、おれたち応援してたのに、こんなことしたのか、ということで記者会見ですよ」
と湯木社長の発言をフリップで出して、「わたしが客なら許せない」「手つかずの料理と食べ残しではニュアンスが違う」
「こんなばかなこといっちゃった」とテリー。「あのとき、(会見に同席した)息子がしっかり記者会見していれば、なんてことはなかった」。
「息子が、従業員のせいにするんじゃなくて、私が悪うござんしたとやってればよかった。あのころ北海道とかいろいろ偽装があったから、そのひとつですんだのに、従業員のせいにした」
「頭真っ白とかね」と加藤。
「板前さんとか、これから心配ですね」
結局、その程度の人たちだったということ。
昨年の会見の模様は、テレビウォッチの「ママ~、どう言えばいいの? 船場吉兆会見まるで腹話術」(2007年12月11日)などで紹介している。