「高齢者マーク、失礼だ」論はお年寄りを守るか(コメントの窓)

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   今回はワイドショー通信簿「『高齢者は枯葉』 失礼か当然か」(スーパーモーニング、2008年5月27日)に寄せられたコメントを複数紹介する。

   スパモニ記事は、08年6月から改正道路法が施行され、75歳以上のドライバーに高齢者マーク(もみじマーク)の表示が義務化されることを取り上げた。コメンテーターの意見は、義務化に否定的だった。「最低、最悪の発想、(略)憲法違反ですよ」(作家・若一光司)、「年齢ではない」(キャスター・赤江珠緒)、「一律に義務化することには相当の問題がある」(弁護士・大澤孝征)などだ。

   これに対し、コメント欄では賛否両論が寄せられた。義務化に否定的なのは「コメント4 匿名」で「平成姥捨て山第2弾ですか」「政治家の皆さんは自分で運転することはないですから(略)」などと書いた。

   義務化賛成派は、「コメント13 匿名」の「高齢者の心情よりも失われる命のほうが、遥かに大事なんじゃないの? (略)義務化は当然だ」などだ。「コメント1 匿名」のように「(75歳以上を対象にして、その名称などが問題視された=編集部挿入)後期高齢者医療問題から目を逸らす意図が見え隠れする」と指摘する声もあった。

   警察庁の「平成19(2007)年中の交通事故の発生状況」によると、75歳以上の運転者(原付以上)が起こす事故の増加傾向は、ほかの年代より際立って多い。10年前の1997年を100とした場合の年齢層別の07年の指数は、全体は105だ。20~24歳は68と減少、25~29歳は78。一方、75歳以上は312と3倍以上に増え、最も多い。70~74歳は207、60~64歳は148だ。

   もっとも、年齢層別の運転者総数も考慮に入れないと一概には判断できない。スパモニ記事の「コメント8 匿名」は、「年寄りが自分でハンドルを握らなきゃいけない現状に目を向けてやれよ」として、赤字バス路線の廃止問題に触れた。

   07年に75歳以上の運転手が起こした事故数は約2万9000件で、全体の3.7%だ。最も比率が高いのは30~39歳の20.3%だった(年齢区分は統計資料による)。

テレビウォッチ編集部)

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