せんと・まんと……「なんと立派な」奈良新キャラたち
奈良県が決めた平城遷都1300年記念のマスコット・キャラクター「せんとくん」にライバルが登場した。名前は「まんとくん」。デザインの作者はクロガネジンザ。市民団体がきのう(6月2日)発表した。
「せんとくん」は、坊主頭にシカの角が生えている特異なデザイン。「面白い」「かわいい」というものから「気味が悪い」「宗教を冒涜している」まで、賛否が噴出して話題になった。
新キャラは、反対する市民団体が公募して、619点の応募から選ばれたもので、朱雀門を帽子にマントを羽織ったシカ。「せんとくん」の『キモかわ』に対して、「まんとくん」はいわば『ゆるキャラ』だ。
奈良市民の反応は、「かわいい」「明るい感じ」とまずまず。また「せんとくん」にきびしい宗教界も、「これなら、多くの人に愛される」。
さて、2つのシンボルが並んで、これからどうなるのか。
遷都記念事業協会は、「『せんとくん』は万(まんとくん)より以上の価値がある」「『せんとくん』が先頭を行き、『まんとくん』がいる」と、わけがわからない。「機会があれば競演させてもいいですよ」と余裕すらみせたとか。
笠井信輔に「どうですか?」と聞かれた山崎バニラは、「どっちでもいい」。
佐々木恭子は、「ネーミングが好きですね。千と万とでコンビみたい」。
竹田圭吾は「キャラにしようという発想が間違い」。
「いま、ゆるキャラが流行ってるから」と笠井。
竹田は「平城京を学ばせようというんだから、奈良の大仏でいい」と言い張る。
小倉智昭が「ボクは『せんと』派だから」。
「そうですね、小倉さんは『せんと』派でしたね。『まんと』派はいますか?」(笠井)
前田忠明が「よくみると『せんとくん』かわいいですよ」。
笠井が「じゃあボクが『まんと』派になりましょう。これで、平城遷都1300年の告知は進んだのは間違いない」
そう、奈良県は十分元を取った?