「正社員はこんなことしない」のか? 秋葉原事件巡る論争

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   <テレビウォッチ>秋葉原歩行者天国での無差別殺人から2日。スパモニは、もちろんこの事件がトップニュース。時間枠を約45分に拡大し、犯人のものと思われる携帯サイトの書き込みをメインに進行した。

後世に名を残そうと……

   前日(6月9日)、赤江珠緒キャスターは犯人ばかりがフォーカスされることに違和感を表明したが、それから一夜明けてみれば、昨日にも増して犯人が番組を独占し、犠牲者はまるで顧みられることなし。犯人の事件当日の詳細な足取りのフォロー、ミリタリーショップ店での買い物の様子、各年代の豊富な顔写真が至る所に飾られる。悪のヒーローになるという夢は叶ったようだ。

   大沢孝征弁護士は「(容疑者は)誰も出来ないことをやってやろう、土浦の通り魔や池田小以上の事件を起こして後世に名を残そうという気持ちがあったのではないか」と推察する。

   「派遣労働」に注目したのは作家の室井佑月。「将来いつまで働けるか不安がある状況から這い上がれない世の中になってる。そこが一番の問題」

   森永卓郎・獨協大学教授も「(事件が起きた)1番の原因は彼の置かれた雇用状況」だというが、「「彼女(がいない)」点がよほど気になったらしく、「彼女がほしかったと思うんですけど、まったく恵まれなかった」「非正社員の場合は結婚も恋愛も難しい」など、繰り返し「彼女」に言及するのだった。

   今日の番組を見る限り、ヴィラン(悪役)の苦悩は、どこかしら誰かしら、通じたようだった。

文   ボンド柳生 | 似顔絵 池田マコト
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