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図書館の本「ズタズタ」とネット匿名性 関係あるか

   <テレビウォッチ>「図書館の本が泣いている!」。図書館の本の扱いが悪く、落書きや切り抜き、表紙だけ残して持ち去られたり――というのはワイドショーの定番ネタらしく時折目にする。

返すときにチェックしたら?

   筆者などはすでにワイドショーからその手口を十二分に教えてもらって飽きてしまったぐらいなのだが、スパモニの出演者でジャーナリストの鳥越俊太郎は見てなかったらしい。

   「インターネットでも匿名だととんでもないこと書き散らすけど、自分がやったとわからなければ人間はどんなことでもやるという証拠ですね」と鳥越は持論の性悪説と実名論に結びつけた直後、さも名案を思いついたかのように提案する。「返す(返却)ときにチェックしたらどうですか?」

   だが、ページ一枚一枚チェックするのは難しく、大胆な切り抜きや中身の持ち去りは図書館内で行われているらしいのである。

   図書館側もICチップをつけるなど対抗するが、費用もかかるし、根本的な解決策とは言えなそう。これからもワイドショーのネタになりそうだ。