拉致問題「一歩前進」なのか

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   <テレビウォッチ>珍しく「とくダネ」が、北朝鮮問題をとりあげた。おととい(6月14日)終わった日朝実務者協議で、これまで「調査済み」一点張りだった拉致問題を、再調査すると約束した。変わりに日本政府は、経済制裁を一部緩和するという話だ。

何度翻弄されていることか

   笠井信輔は「拉致問題が動き出しました」といったが、「一歩前進」とする政府にたいして、被害者家族会は「がっかりした」と、きびしい見方だ。

   北朝鮮は再調査以外に、よど号ハイジャック犯の引き渡しにも応ずるかまえだが、実は実行犯や妻たちが、ヨーロッパなどで日本人拉致に動いていたことは確かなので、これが実現すると、日本の警察が直接拉致事件の捜査に入れることになる。日本は見返りに、万景峰号の再開などを条件付きで認めるという。

   北朝鮮が今回の反応を見せたのは、アメリカが北朝鮮に対するテロ支援国家の指定解除の条件として、日本の拉致問題解決を突きつけた結果と見られている。北朝鮮のねらいはアメリカにありというわけだ。

   家族会の飯塚繁雄代表は「日本の態度、方針、考え方が変わってしまったのではないか」と懸念する。横田早紀江さんは「もう限界。30年もすぎてまだ分からないとはおかしい」

   小倉智昭が、「こうした厳しい声をどう思います」

   福田和也は、「よど号の関係は譲歩でもなんでもない。もう、北にとっては邪魔者で利用価値がないから切っただけでしょう。だから、日本政府はまだ何も得ていない」

   笠井も、「ですから、調査してみたけど、何もなかったと言われたらおしまい。しかし、そこにかすかな望みを託すということですね」

   小倉は、「北朝鮮の調査という言葉に、何度翻弄されていることか」と結んだ。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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