消費税アップへ観測気球か 総理発言の真意

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   <テレビウォッチ>福田首相の本領発揮といえるのかもしれない。6月17日、サミット参加国の通信社との会見では、消費税について「5%だからこれだけの財政赤字を負っているともいえる……その辺のところを決断しなければいけない、とても大事な時期」と、アップを匂わせるような発言をした。

したたかですね

   と思ったら、数時間後、日本人記者団に尋ねられると、「そういうつもりで言ったんじゃない……5%でも国民皆保険で長寿社会を達成している、ということを理解してほしかった」。この説明で納得させるにはちょっとムリがあろう。数時間の間の心変わり?

   与良正男・毎日新聞論説委員は、初めて踏み込んだ発言をしたと受けとられたが、予定していた発言ではなかったようだ、と解説。さらに、消費税問題は秋に向けて最大の課題で、自民党内の対立(経済成長優先の上げ潮派=中川秀直・元幹事長ら、消費税増税派=与謝野馨・前官房長官ら)などを使い分けながら、国民世論を見きわめているのではないか、とした。

   みのもんた「したたかですね」

   したたか、というよりは、決断できないで迷っているだけではないのか。これまでの動向を振り返るとそんな気配が濃厚だ。いずれにしても、「どうやってムダを排して身をけずる努力をするかが大前提」(与良)であることは確か。それがなければ、物価上昇がつづく中、国民世論がすんなり消費税上げを受け入れるとは思えない。

文   アレマ | 似顔絵 池田マコト
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