ケータイが一斉に鳴った 地震だ!

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   <テレビウォッチ>岩手・宮城内陸地震の被災地では、これから雨になるとの予報。最も心配されるのが、土砂崩れでせき止められたダムの崩壊だ。4つの川の11か所にある。

そういうことを考えないと

   きのう(6月18日)は、「迫川上流で決壊した」との情報が流れ、救援要員が一斉に避難するなどしたが、結局間違いとわかった。取材の途中、避難する警備員の車に遭遇した様子が映像で残っていた。

   車が次々と山を下りてくる。「ダムが決壊するぞ」「なんですかぁ?」「決壊、決壊」「危ないんですかぁ? 雨まだ降ってないけど」「ダム湖だよ」「水抜きの工事が始まったと聞いてるんですけど」「それどころじゃない」--大村正樹ののんびりしてること。

   その大村がこの朝は、へりからダム湖のいくつかを見せた。まだ日が照っているが、水位は確実に上昇している。じわじわと水につかる田圃、近くに集落。これからの雨でどうなるか、全く予測がつかない。きょうの降水確率は60%だ。

   番組はまた、緊急地震情報が、どれだけ有効だったかを調べた。この速報は、地震の初期微動(P波)をとらえて、遅れてくる主要動(S波)を警告するわけだが、震源からの距離が近いと当然時間差も小さくなる。

   70キロ離れた仙台では本震の15秒前。60キロの宮城沖では10秒前に受信し、4秒前に装置をとめることができたという。50キロの造り酒屋では倉庫の酒瓶の山が崩れたが、従業員は警報で外へ飛び出し、難を逃れていた。

   しかし、震源近くの栗原市では、時間差は0.3秒。これをまた、防災無線で伝えても、間に合うはずがない。奥州市の警報は、地震の5秒後。「揺れて逃げてから鳴った」という状況だった。技術的に30-40キロ以内では間に合わなかったという。

   小倉智昭は、「直下では難しいでしょうね」という。「今回も緊急報道番組をやったが、その途中で余震があると、『緊急地震速報が出ました。○○地方で強い地震があります』と伝えますよね。でも、岩手・宮城の地震の話をしているとき、九州で『速報』が出たとして、緊迫感を持てるだろうか。われわれも考えなくちゃいけないと思った」

   岩上安身は、「非常事態が起こったというアラームですよね。場合によっては番組を中断するくらいの必要があるが、テレビでは無理かもしれない。やっぱりいちばんいいのはケータイではないか。ただ、いまはメールなのでだめ。ワンセグに可能性がある」

   小倉は、「テレビもラジオもケータイも、通常の音と違うものが一斉にワーッと鳴ったら、身構えますよ。なんかそういうことを考えないと、音に慣れちゃってますからね」

   うん、特別の共通の音、いいかもしれない。街行く人のケータイが一斉に鳴る。サイレンにするか、潜水艦の緊急潜行みたいな……

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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