22時間の救出劇を検証 「福知山」脱線事故
2008年07月01日21時14分

(c)NHK
日本各地の伝統行事から、今日的な社会問題まで、「日本列島の今の素顔」をドキュメンタリーで描き出す「ハイビジョン ふるさと発」。今回は、2005年に起きたJR福知山線脱線事故の生存者と、彼を救助した医師のその後を紹介する。
当時大学生だった林浩輝さんは、脱線事故での最後に救出された生存者。大破した車両に身を挺して潜り込んだ秋冨慎司医師に励まされながら、事故発生から22時間後に助け出された。
事故後、林さんは自らの経験を災害担当者らに話す活動を始める。秋冨医師も、災害医療をより深く学ぶために渡米。両者とも、事故で大きく人生を変えることになった。
番組では、22時間の救出活動を徹底検証。事故後も交流の続く2人を通して、命の尊さと災害医療の大切さを描く。