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ロボットが残業を監視 役所は導入するか

   <テレビウォッチ> 過酷な残業などによる過労でうつ病、自殺に追い込まれるケースが社会問題になっているが、何と残業をチェックする機能を備えた警備ロボットが実用化された。

嫌な奴だね~

   『スッキリ!!』が取り上げたのは「残業社員は誰? 警備ロボ見回り」という日経新聞の記事。

   このロボットは綜合警備保障が開発した。それによると、深夜にエレベーターを使い、建物内を巡回。各部屋で残業している社員を呼び集め、社員がロボットの読み取り機に社員証をかざすと時刻、社員番号が記録される仕組み。第1号機はダスキンに配属された。

   ダスキンでは、残業の多い社員をこのロボットでチェックし、定期面談の際に注意するのだという。レンタル料金は月39万9000円。警備員を交代で巡回させるのに比べ経費は半額以下とか。

   過度な残業のチェックに使われることもあろうが、むしろ逆利用が多いのでは?

   国際弁護士の八代英輝は「途中残業したことにして、最後帰ってきてタイムカードを押す、中抜けをチェックする。国土交通省に導入しては」と提案。

   司会の加藤浩次は「はたして残業しているのかどうか。ちゃんと申告していないのでは?と思われているということでしょう」。これにテリー伊藤も「こいつは嫌な奴だね~」。

   一見、効率的な経費削減とも見えるが、社員一人ひとりをロボットが管理する会社を社員がどこまで信頼するか。社員のヤル気をどこまで引き出せるのか。ますます人間性喪失の時代へ???