秋葉原事件の日テレ「証言偽装」 後味悪い検証ぶり

印刷

   <テレビウォッチ> 今朝(7月11日)の『スッキリ!!』は、「張本人たちはどれだけ反省しているのでしょうか!」と続出する食肉偽装事件を報じた後、事件から1か月が経過した東京・秋葉原の無差別殺傷事件を取り上げた。

反省しなければ…

   番組の中身は、警視庁が防犯カメラと目撃者の証言などをもとに捜査した結果、犯行時の一部始終が解明されたというもの。だが、その結果、6月11日に報じた『スッキリ!!』の内容が事実無根だったことも明らかに……

   番組では、解明された犯行時の一部始終についてVTRを交え報じた後、司会の加藤浩次が「事実無根の報道」に触れた。

   「『スッキリ!!』は2つ部分で違っていました。1つは、警察官と揉み合ったあと2人が刺されたとありましたが、それはなかった。もう1つは、犯人がトラックで歩行者5人をはねた交差点で交通整理にあたっていたと思われる警察官はその場にいなかったんです」

   もう少し詳しく再現すると……。この証言をしたのは日テレ・テクニカル・リソーシズのカメラマンと日テレ技術統括局員の2人。

   それによると、「犯人の加藤智大容疑者がトラックで進入し3人をはねた交差点で、交通整理をしていた警察官が被害者に駆け寄ったところを後ろから刺された」と証言していた。

   全くのねつ造証言だったというわけだが、これにテリー伊藤が「犯人をきちっと見ていたら、自分も刺されなかったし、後の事件はなかった」とコメントしていた。

   もう1つの事実無根は、異変に気付いた他の警察官が犯人を追跡し「 1度目の対峙をした際に、警棒を落とした。そのスキに犯人は逃げ、途中で2人を刺した」という証言。これには江田けんじ衆院議員が「警察官が1回目に犯人と遭遇の後、2人が刺されている。田宮さん(元警視庁捜査1課長)が『(警官は)適切だった』というのは納得いかない」と。

   テリー自身もねつ造証言には気付かなかったのだろう。「警察官の行動は正しかったですね。ボクなんか最初の判断で(警察官に)厳しいことを言ってしまった。反省しなければいけないと思いますね」。

   ただ、ねつ造証言した人物は日テレ関係者。食肉偽装では「張本人たちはどこまで反省しているのでしょうか」というなら、ここはやはり責任者がきちんと謝るべきで、後味の悪い番組だった。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter
コメント・口コミを投稿する
コメント・口コミを入力
ハンドルネーム
コメント・口コミ
   

※誹謗中傷や差別的発言、不愉快にさせるようなコメント・口コミは掲載しない場合があります。
コメント・口コミの掲載基準については、コメント・口コミに関する諸注意をご一読ください。

お知らせ

注目情報PR
追悼
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中