キャプテン宮本 「自分の非」認める強さ

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   今週の「プロフェッショナル 仕事の流儀」ゲスト、宮本慎也はヤクルトスワローズのキャプテンであり、北京五輪予選の日本代表チームの主将としても活躍した男。

   これを言うと呆れられるのだが、私は野球の観戦にあまり興味がない。さすがに宮本という名前は聞いたことがあったが、どのような選手なのか全く知らずに番組を見た。

   1994年に入団。ポジションは内野手。守備には昔から定評がある。身長176cm。野球選手の平均身長が183cmだという話を聞いたことがあるので、その中では小柄な方だろう。その彼が、激動のプロ野球の世界で戦い抜いてきた背景には、当時のヤクルト監督・野村克也の言葉があるという。

   「二流の、超一流になれ」。凄くいい言葉だと思う。華やかさ溢れるポジションで世間の注目を一身に浴びるのではない。あえて控えめに、最高の仕事をしなさいということだと解釈した。この言葉通り、彼は「二流の超一流」への道を歩みキャプテンへ上り詰め、日本代表の主将を勤めるまでになる。

   さて人間、ある程度のポジションに着くとなかなか自分の非を認めなくなる。いや、認めることが出来なくなると言うべきか。それは自分のミスを認めることで、周りの人間の自分に対するイメージに傷がつくことを恐れるからかもしれない。

   しかし宮本はすぐに自分の非を認める。ゲーム中、ミスをすれば会う選手ごとに「ごめん」と謝る。自分に厳しく、経験を積み重ねていく。「努力するのは当たり前、それ以上努力するのがプロ」と彼は言ったが、「二流の超一流」を垣間見た気がした。

   「二流の超一流」とは全てのリーダーに求められる心構えだろう。この言葉を覚えておきたい。

文   慶応大学・がくちゃん
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