2018年 7月 21日 (土)

北朝鮮の金剛山観光 経験者が「射殺」を解説

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   <テレビウォッチ>北朝鮮が開放している観光地金剛山で7月11日、韓国の観光客の女性が射殺された。北朝鮮は「2メートルのフェンスを乗り越えて立入禁止区域に入った。責任は韓国にある」と一方的。韓国の調査申し入れも拒否しているため、韓国統一省は「看過できない」と、金剛山観光を停止した。これにまた北朝鮮が怒ってピョンヤン放送ががなり立てる、という展開だ。

なんで?

   射殺された女性(53)は、午前4時半にホテルを出て、撃たれたのが同4時50分。北朝鮮は、女性は制止を聞かずに約1キロ逃げたので警告のあと撃った、といっている。

   53歳の小柄な女性が2メートルの柵をこえられるか。北朝鮮のいう通りだとすると、パクさんは20分間に3キロ以上も歩いたことになる。これは競歩のスピードだそうだ。目撃者は、銃声は2発で警告の発砲はなかったといい、脱北の元北朝鮮兵は、フェンスを乗り越えるのは不可能と証言するなど、不審な点が多い。

   5年前、日本のテレビで初めてこのツアーに参加した大村正樹がレポート。

   金剛山観光は10年前に始まったが、5年前から軍事境界線をバスで横切っていくようになってからさらに人気だという。しかし、いたるところに軍事施設があって、ピリピリした雰囲気だという。

   大村の取材チームも、軍事施設を撮った撮らないでもめ、テレビ機材を24時間抑えられて、「映像を売るんだろう」とからまれたという。至るところに監視員がいて、海からでも見張っている。そんな中で、なぜこの女性が1人で、しかもまだ暗い早朝歩きまわったのかは分からないという。

   金剛山観光はすべてドル払いで、観光客が落とす金額が昨2007年が10億ドル、今年は20億ドルともいわれるだけに、北朝鮮にとっては中止は痛い。しかし、同じ言葉が通じるというのに、射殺にまで至るとは明らかに異常だ。

   小倉智昭も「この女性だって危ないことはわかってたでしょうに、なんで?」という。

   やはり5年前にツアーに参加したという上杉隆は、「わたしも、別のところで単独行動をして、北の指導員にしかられたことがある。立入禁止区域に入らせると、指導員が処罰されるので、口実をつけて射殺した可能性もある」といった。

   同族故の近親感と憎悪。日本人にはわかりにくいところだ。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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