将棋・羽生VS森内にみるライバルの意味

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   通常この「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、1人のプロフェッショナルを取り上げ、その人に密着する。今回の放送はちょっと規格外。ライバルスペシャルということで2人のプロフェッショナルが取り上げられた。そのライバルとはプロ棋士の森内俊之と羽生善治。

   森内と羽生は同じ年齢で互いに同期。羽生はプロになったのが中学3年。これは異様な早さらしく、森内はその羽生の背中を追うように将棋界で生きていくことになる。

   羽生が七冠達成したのが25歳のとき。その間森内はタイトル戦にも参戦できなかった。森内の将棋は「重厚な受け」と賞され、相手の手に対する応じ方に定評がある。しかし今まで通りの将棋の研究ではらちがあかず、自分が嫌になりかけた時、吹っ切れたように、今までの「受け」に加え思い切った手をさせるようになった。それから彼の道が開け、数々のタイトルを羽生から奪うようになった。

   森内にとっての羽生の様に、越えるべき壁が明確に見えると、より挫折しにくくなるのだろう。切磋琢磨し合うとよくいうが、ライバルの存在は時にもどかしく思うと同時に、原動力にもなる。便利な存在なのかもしれない。さて、両プロにとってお互いはどんな存在なのだろうか。

   羽生「自分に無いものを提示してくれる感じ。資質とか発想とか考え方、判断力を提示される感じですね。1+1=2では無いと思っています。そういう人がいるということは、かけ算とか、二乗とか、そういうものだと思っています」

   森内「倒したい相手でもあるし、それと同時に自分がここまで来ることが出来た恩人というか。自分の中で保守的な気持ちになることがあるんですけど、挑戦する気持ちとか、自分を壊して新しいものに立ち向かっていくというお手本になっている」

   ただの敵ではなく、好敵手。あなたの周りにライバルはいますか?

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