2024年 4月 20日 (土)

モナ元秘書に「なんで簡単に付いて行くの?」

   野球中継の影響で一週空いた間に、番組の第2秘書が姿を消していた。冒頭の「国民の怒り」コーナーの進行は、第1秘書の田中裕二(爆笑問題)1人でなんの問題もなさそうだが、ビジュアル的には若干問題があるのかもしれない。

甘えてなんかいない

   ただ今タレント活動謹慎中の元第2秘書山本モナは「新しく報道番組もはじまるし、今いろいろ追いかけられて大変なんですよ~」と田中に話していたという。「じゃあ気をつけないとね」と応じた矢先の出来事だった。「なんで、あんな簡単に行くんですか!?」と太田光総理(爆笑問題)も首を傾げる。「オレが誘っても一度も来なかったのに」

   さて、小さな国会のマニフェストは「1年間バイトやハケンを続けた人は正社員にします」というもの。下積み期に6年間バイト生活を送ったというお笑いコンビのサンドウィッチマンが持ち込んだ。激増する非正規雇用、それも毎日フルタイムに働いても年収200万円も行かないワーキングプアを「救う」ための法案である。審議前の調査では太田総理含め14名が賛成、9名が反対した。

   ちょっと前に流行った言葉だが、「自己責任」。これが反対派の意見だ。能力、努力、やる気がないから、夢とあこがれの正社員航路に乗せてもらえない。機会(チャンス)は平等だから問題なし、オーケー。結果は本人の責任デス。なぜ企業に足かせをはめ、労働の流動性(雇用の調整弁としての安価な使い捨て労働力)を損なわねばならないデスか?

   「このご時世、企業間の競争も厳しい。企業は能力のある人がほしい。やる気があったら雇いたい」。社長ばりに、企業を代弁するのは政治家の大村秀章・衆院議員(自民)。負けじと、本物の社長たちも覆面姿で愚痴る本物のワーキングプア4名を一喝する。「正社員になるために資格を取得するといった努力をしてるのか?」「(自己啓発の努力を)できない言い訳はいくらだって言えますよ」(KLab社長)「甘えなさんなよ」(よし川社長)

   「なんで!?」「どうして!?」「彼らは甘えてなんかいない」。ソーリは、社長たちの意見にいちいち疑問をはさむ。総理はネット掲示板の敵かもしれないが、ワーキングプアの味方であり、彼らにもっと人間らしい生活をさせるべきだと考えるヒューマニティをお持ちなのだ。

   結果、法案は可決されたのだが、しかしソーリの発言や態度は、前回のネット掲示板問題への熱の入れようからすると、物足りなさを感じた。レギュラー番組多数を抱えるソーリにしてみると、やや切実さに欠けるテーマだったのだろうか。

ボンド柳生

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