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無差別殺傷事件続く 「小泉改革のせいと思えてならない」

   <テレビウォッチ>ほぼ全国的に梅雨が明けたが、日本列島を襲う通り魔事件は一向にやむ気配なし。昨日(7月22日)夜は東京・八王子の私鉄駅ビル、閉店間際の書店でアルバイト店員が刺殺された。なんの因果か、ハリーポッター最終巻日本語版の発売前夜のことだった。

社会格差が広がってきてる

   「自分の人生に投げやりになったからといって、他人を殺す。この連鎖を断ち切ることはできないんでしょうか?」と眉を顰(ひそ)めながら、話を振るのは赤江珠緒キャスター。

   同じ事件が続けば、キャスターのさばきもワンパターン化する。そもそも赤江にとって、犯罪は「信じられない」か「許せない」のどちらかでしかない。記号的で、生気とバリエーションを欠くという点では、警察経由の犯罪者コメントと似たり寄ったりである。

   「むしゃくしゃして人を殺すのはよくないが、20代30代がそういう状態になってるのは、本当に考え直さなければいけない」。元ミスター文部省の寺脇研・京都造形芸術大学教授は言う。時間の都合か、文科省は考え直して、ゆとり教育で心のゆとりを取り戻させるべきだ、という持論までは至らなかった。

   他方、鳥越俊太郎は持論全開である。「日本の社会格差が広がってきてる、ワーキングプアが増えている。小泉構造改革の名の下に進められた変化が、こういう犯罪を産み出していると思えてならない」と