「個人が大事」が産んだ ブラックヒーロー型犯罪

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   <テレビウォッチ>番組は、地震関連以外では東京・八王子での無差別殺傷事件の続報に時間を割いた。

という傾向が…

   メインは大澤孝征弁護士の語る「犯人の価値観」。今回の事件には、秋葉原事件や14才少年のバスジャックの影響が無視できない、と分析したうえで、以下の趣旨のことを述べた。

   ――いちばん大事なことはテレビに出ること。プラスの方向であれ、マイナスの方向であれ、テレビに出て認知されたいと思う。ふつうの人ならプラスの方向で、たとえばオリンピックで一番になるとか、野球で有名選手に、ということになるが、犯罪者の中では、それが全部、閉ざされた場合、マイナスの方向でブラックヒーローになりたいと考え、その結果、犯行に及ぶ連中がいる。

   自分は何のためにこの世に生まれたのか。この世に生まれた証しを何らかの形で残したい。悪党になるなら、石川五右衛門のように後世に名が語り継がれる存在になりたい、と。……かつて日本人は、先祖に顔向けできないことはしないとか、先輩の顔にドロはぬれないとか、子孫や後輩が困ることはしないとか、自己規制した生活態度をとってなかなか悪いことをしなかった。ところが、ここにきて、大事なのは個人で、何かのためというより自分自身のために生きた証しを求めたい、という傾向が感じられてならない――

   持論を展開した、テレビでは珍しい長コメントであった。そう一面的ではない気もするけれど……。

文   アレマ | 似顔絵 池田マコト
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