五輪万歳的中国偽M鼠 「荒業で出ましたね」
<テレビウォッチ>競技以外でさまざまな話題を提供している北京五輪。「あとちょっとで始まるというので、荒業で出ましたね」(加藤浩次)と、新たに出現した北京五輪を盛り上げる『偽キャラ』を取り上げた。
北京市の金融街、マラソンコースのすぐ近くに今月(7月)20日、砲丸投げや重量挙げをする姿の人形5体が突如、出現した。いずれも、ディズニー・キャラクターのミッキーマウスによく似ている。
で、このキャラに詳しい子供たちに意見を……。
「うーん フッフッフッ」という女の子もいれば、「耳に穴があいているし、口の位置も違うし……服の色も全然違う」と明確に否定する女の子も。
設置した北京市の役所に聞くと、「コピーではありません。耳に穴があいているじゃありませんか。あれは中国伝統のネズミをイメージして作ったものです。ネズミは幸せと金運上昇のシンボルなのです」と。今年は十二支の子(ネズミ)の年ということもあるらしい。
ところが、設置して5日目の昨日(24日)、役所によって急きょ撤去された。その理由は「ミッキーマウスに似ているので、誤解を招くおそれがあるから」とか。
さて、あれはミッキーマウスのコピーだったのかどうか。テリー伊藤に言わせるとミッキーマウスではないという。
「あれはスーパーマンのネズミ版、マイティーマウスですよ。アメリカ人が見たら全員がマイティーマウスというでしょう。1950年ごろアニメで人気があった」
これに加藤が「いずれにしろパクったんだ」。
「パクリの中国」の汚名をいまだに返上できない中国に、「国際弁護士」の八代英輝が一言。
「オリジナルのキャラクターをイメージさせ、全体として似ている。著作権の侵害になるでしょう。ただ、(著作権侵害で)国際的な批判を受けて動きが速くなりましたね。これが五輪終了後も続けられるかどうか。文化的に成熟できるかどうかのカギになるでしょう」。