ニュースは間違ってる 首相は「憮然と」してなどいない!

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   <テレビウォッチ> やっぱり日本語の乱れは一段と進んだ――文化庁が発表した「平成19年(2007)度の国語に関する世論調査」で、はっきりした。といっても、16歳以上の男女1975人を調査しただけなのだが……。

間違えない方が良い

   笠井信輔が先生気分で、例題を並べる。

Q:卑劣なやり方で失敗させられることは? 正解16.7%
1) 足下をすくわれる
2) 足をすくわれる   ○
Q:檄(げき)を飛ばすの意味は? 正解19.3%
1) 自分の考えを広く知らせて同意を求める  ○
2) 元気のない者に刺激を与えて元気づけること
Q:憮然(ぶぜん)の意味は? 正解17.1%
1) 失望してぼんやり  ○
2) 腹を立てている
Q:話のさわりとは?  正解35.1%
1) 話の要点   ○
2) 話の最初の部分

   これらを街頭に出て聞いてみると、たしかに調査と同じような結果が出る。また、「日本語は乱れていると思うか」には、「はい」79.5%、「いない」が16.2%。「いない」の理由で、「言葉は変わるものだから」が4割近い。この見方は、だんだんふえているのだという。たしかにその通りだろう。

   笠井は、ニュースにもふれて、「福田総理がぶ然とした表情で」などという報道の仕方が実は誤った使い方だという。しかし、いまやそうしたいい方は一般的だ。間違ってるな、というニュース原稿は確実に増えている。

   諸星裕は、「80何%の人がそう思ってるンなら、それでいいじゃない」という。

   もっとひどいのは、「雰囲気」で、これを「ふいんき」と読む中学生が10年前の調査で30%もいた。そこで最新のパソコンでは、「ふいんき」と入力しても「雰囲気」がでて、ただし「間違いですよ」と表示が出るのだそうだ。

   そこで、「言葉遣いはどうあるべきか」の問いに対する答えも変わった。

   1997年度の1位は、「気持ちを伝えるもの」だったが、2007年度は「気配りを表すもの」になった。

   小倉智昭は、「相手を考えるにしても、言葉自体は間違えない方が良い」といったが、やっぱり言葉は動く。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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