「戦後の苦しい時期みんなが人を殺したか?」

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   <コメントの窓>今回はワイドショー通信簿「小倉『こんなの社会のせいじゃない』 八王子2人死傷」(2008年7月23日、とくダネ)へ寄せられたコメントを取り上げる。

   とくダネ通信簿は、7月22日夜に東京・八王子の書店で起きた2人「無差別」殺傷事件を取り上げた。司会の小倉智昭が「こんなの社会のせいじゃない」「戦後の苦しい時期にみんなが人を殺したかって。おかしいよ」と発言したことなどを紹介した。小倉キャスターは、「時代背景の責任にする」見方に否定的だ。

   「コメント3:無知って怖いね」と「コメント8:(デ)―タを元に発言してよ、小倉智昭氏」は、「戦後」まもない時期の殺人発生件数について、小倉キャスターへ異議を唱えた。「コメント8」は「戦後の苦しい時期に殺人が多かったことは統計データ上否定できない事実です」などと指摘した。

   J―CASTテレビウォッチが警察庁広報室に質問したところ、殺人事件の「認知件数」は、終戦翌年の1946年が1791件、47年が1938件だった。一方、2007年の認知件数については、「犯罪統計資料(2007年1~12月)確定値」によると1199件、06年は1309件だった。ちなみに総務省統計局の資料によると「日本人人口」は、1950年約8267万人、2007年約1億2603万人だ。

   また、「予防薬」といつわり青酸カリを飲ませ12人を殺害、4人を重体に陥らせ現金や小切手を奪った「帝銀事件」が起きたのは1948年だった。

   もっとも、小倉キャスターの念頭にあったのは、「通り魔」的無差別殺人事件に限定したイメージだったのかもしれない。

テレビウォッチ編集部)

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