秘仏ドロボーに仏罰くだるか
2008.07.29 12:08
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<テレビウォッチ>各紙の新聞朝刊をもとに各地の話題を追う『スッキリ!!TIMES』。今朝(7月29日)は、毎日新聞に報じられた罰当たりな秘仏ドロボーをテリー伊藤がいささかオーバーに紹介した。
この秘仏は、静岡県島田市の曹洞宗・法蔵寺観音堂に安置されている木造の千手観音立像(高さ101センチ)。室町時代後期の作とされ、60年に一回開帳。来年(2009年)がその開帳の年という。
番組には、住職が電話出演。テリーが「ジュ~ショク~、大変な出来事が起きてしまいましたネ~」と。
住職の話によると、婦人部の人たちが7月7日に観音様の前でご供養した時には異変はなかった。しかし、26日に別のおばあちゃんたちがご供養に来た時に、鍵が破られているのがわかったという。
しかも、このドロボーは盗む時に秘仏の頭部を何処かにぶつけたらしく、破片が落ちていた。その上、身代りに、スプレーで金色に塗った木造の観音像を置いていったという。
テリーの「置いていった観音像は、何の価値もないものなんでしょうか~?」に、住職は「それはわかりませんね」。
評論家の宮崎哲弥も罰当たりなドロボーに腹を立て、「返さないと仏罰が当たるぞ~」と吠えた。
最近は「村のハズレのお地蔵さん」も盗まれる罰当たりなケースが相次いでいる。
ちなみに昔の日本人が信じていた仏罰は、地獄の中でも最も酷な地獄。仏の財物を盗むと飢渇に身を焼き、自らの肉を食う。するとそこから肉が生じてまた食う、これを何億年と続けるのだという。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト