「テロの祭典」にならぬよう… 五輪前に警官襲撃

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   <テレビウォッチ>今年(2008年)3月のチベット騒乱いらい暴動やテロが相次ぐなかで北京五輪は、8月8日20(午後8)時8分開幕する。8を重ねて縁起をかついだのだろうが、無事に始まり、無事に終わるのだろうか……

   『朝ズバッ!』は、昨日(8月4日)9時ごろ(日本時間)、新疆ウイグル自治区のカシュガルで起きた警察官襲撃事件を取り上げた。

   朝のトレーニングで走っていた警察官の列にダンプカーが突っ込み、ダンプカーに乗っていた男2人が手りゅう弾を投げ、警官16人が死亡、16人が負傷した。

   2人はその場で逮捕されたが、ウイグル族の33歳と28歳の若者だった。ダンプカーには爆弾10個とナイフ10本が見つかったという。

   7月には雲南省・昆明でも、バス2台が連続爆破され、2人が死亡、14人がケガをした事件があり、「トルキスタン・イスラム党」を名乗る組織が犯行声明を出している。

   何れも、中国からの分離・独立を求め争ってきた新疆ウイグル自治区の過激派組織の犯行と見られている。

   ちょうど時期を同じくして昨日、中国・アジアの民主化を求めるシンポジウム『中国・アジア民主化支援世界大会』が東京・千代田区で開かれた。

   そこに出席していた世界ウイグル会議のイリハム・アハムティ日本代表は「中国は、五輪開催の資格を有したその日から、我々に対する弾圧、(民族の)同化政策をものすごいスピードで行ってきた。人々は、自由に考え、行動することができなくなった」と訴えている。

   チベットに続いてウイグル自治区でも、弾圧に抵抗して騒乱、暴動、テロに走る過激派。それを阻止しようとする中国政府。

   新華社電によると、警察当局は、独立を求めるウイグル族の勢力が、「8月1日から8日の間にテロを計画している」との情報をつかみ警戒を強めていた矢先だった。

   それだけに中国政府のショックは大きい。『朝ズバッ!』が報じた今朝の読売新聞北京発の記事によると、中国政府は五輪期間中、陸、海、空の3軍から3万4000人の中国軍を動員し、対空ミサイルはじめ航空機74機、ヘリ48機、艦船33隻を投入し警戒に当たるという。

   スポーツプロデューサーの三屋裕子は「多分、見せかけ。実際に発砲したら大問題でしょう」というが、それも相手次第だろう。

   「厳戒態勢下の平和と友情の祭典・オリンピック」になったことは間違いない。

文   モンブラン
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