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五輪入場 「ABC順」変更した中国の論理

   <テレビウォッチ>いよいよ北京五輪が厳戒態勢のもとで、きょう8月8日午後8時8分(日本時間9時8分)開幕する。『朝ズバッ!』は、盛り上がる現地の模様を交え取り上げた。

   それによると、これまでのオリンピックとは一味違った中国らしい動きも……

   その一つ、北京の人たちに昨日午前、共産党委員会宣伝部から一斉にメールが配信された。その中身は「手を取り合ってオリンピックを祝い、選手を応援しましょう」だった。

   この一斉メールは、反日デモの際にも連絡手段として使われ、市民に参加しないよう呼びかけたという。

   また、開会式での入場行進の順番も話題になっている。オリンピック発祥の地・ギリシャの先頭と開催国・中国のしんがりは変わらないが、その間の参加国は従来のアルファベット順ではなくなった。

   今回は、中国語の漢字表記の1文字目の字画数が少ない順。同じ字画数の場合は2文字目の字画数が少ない国が先になるという。

   だいたい中国語による国名表記など誰ゾ知る。ここまでやるか!! という感じだが……たとえば、ギリシャに続く2番目は、1文字目「几」が2画でギニア、日本は「日」が4画なので23番目とか。

   慶大教授の浅野史郎が「トリニダード・トバゴなんて、どういう字なの?」に、司会の柴田秀一が「みのさんみたいなこと聞かないで……」。で、スタッフが調べたら「特立尼~」。

   ここぞとばかりにナショナリズム、国力を宣伝する上手さは、中国4000年の歴史か!?