2024年 4月 19日 (金)

体操内村の大逆転「銀」生んだポイント

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   <テレビウォッチ> 今朝(8月15日)のオリンピックの話題は、やはり昨日の体操個人総合の内村航平選手(19)。2冠連覇の偉業を成し遂げた北島康介選手とは 一味違った感動を……

   3種目めの「あん馬」で2度も落下し、24人中23位という風前のともし火の後の3種目。「跳馬」「平行棒」そして最後の「鉄棒」で、難度の高い技を完ぺきにこなして大逆転、「金色に輝く銀メダル」を勝ち取った。

   『朝ズバッ!』のスタジオには、ロス五輪体操の金メダリスト、森末慎二が生出演。「今回は19歳ということで、伸びのびと暴れてこいと言った通り暴れましたね。もともと良い素質を持ってますから、不安なく思い切って出来た感じがします」と。

   で、番組では、その素質を育んでくれた長崎県諫早市の実家へ。そこは、元体操選手だった両親が作った体操教室だった。

   3歳から両親の手ほどきを受けたという教室の中には、当時使っていた「あん馬」や「マット」、そして休憩時に遊んでいたという「トランポリン」が今も残っている。

   子供のころからやっていた「あん馬」で何故落下?に森末が解説してくれた。

   「6種目中で1番プレッシャーがかかり、嫌な種目があん馬なんですよ。あん馬の上で1周回るのに僕ら1年間かかりますから。彼は大事にし過ぎた。でも普通は2回失敗すると諦めてしまうものですが、諦めなかった。今の採点法だと逆転できる可能性もあったということです……」

   今大会から10点満点制が廃止され、技の難度を評価する無制限のA得点と出来栄えを評価するB得点の合計点で決まる採点法に変わった。難度の高い技を盛り込めば大逆転も可能だったというわけだ。

   銀メダルを手に内村選手は「あん馬で落ちて、気分的に下がっていて……。それで銀メダルなので嬉しい。4年後にはこれが金になっているようにもっと頑張ります」と。

   日本の体操史のなかで10代のメダリストは初めてという。そういえば今大会では、フェンシング銀の太田雄貴選手(22)など4年後のロンドン五輪で好成績が期待できる若手の躍進が目立つ。

文   モンブラン
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