テレビ人が語る「日本メダル」増やす秘策
2008.08.22 12:17
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<テレビウォッチ>日本列島にはところどころ秋風が吹きはじめたが、酷暑炎天高湿度中の祭典、北京オリンピックもフィナーレを迎えようとしている。
「(オリンピックの)放送センターからの放送は、今日が最後となります」と名残惜しそうな風情の小倉智昭キャスターにも総括的なコメントが目立ってきた。
「(フェンシングの太田雄貴がメダル獲得後、生活が一変したことについて)だからボクは太田はメダルあるよって言ってたけど、誰も信じてくれなかったし、取材も行かなかった。それがメダルを獲ったらこの騒ぎでしょ」
いつものように、小倉によれば、小倉だけが見抜いていたのである。しかし、今日の本題はそこではない。日本のスポーツ強化部長は将来を見据えて苦言を呈したんである。
「メダルを獲ったから何かあげる、じゃダメなんですよ」。常日頃、マイナーな種目にも目を向け、(とくダネ!も含め)みんなで力を入れて、支えていかないと、選手は育ってこないし、メダルは増えない。「日本人はメダルメダルって騒ぐわりに、そういうことが欠けてるんだよね」
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト