ソフトボール「金」味わうための 五輪「必須」知識?
<テレビウォッチ>北京五輪の終盤での快挙。ソフトボールでとうとう日本が金メダルをとった、はいいのだが、赤江珠緒が、「ソフトボールがやりましたぁ」といってからが長かった。
「忘れられないオリンピックのワンシーンとはなんでしょうか」というので、1984年ロスでの競歩選手のフラフラゴール、92年バルセロナで肉離れを起こしても走り続ける息子に駆け寄る父親、2000年シドニーの競泳100m自由形で最後まで泳ぎ続けるギニアの選手……
すると「日本が初めてオリンピックに参加したのは1912年」となって、「日本が大きく躍進したのは1964年の東京オリンピック」と、モノクロの映像だ。円谷幸吉のマラソンのゴール、バレーの東洋の魔女、金メダル16個……
まだ続く。「驚異の身体能力」とブブカ、ジョイナー、コマネチ、カールルイス、山下泰裕と続いて、今度は選手達のはいた言葉、さらにはアナウンスまでが出てきて、まるで北京が終わったあとの回顧番組の様相。
どうなるのかと思っていたら、アナウンスの最後に、昨夜の「最初で最後の金メダルをとりましたぁ」という絶叫で、ようやくソフトボールに戻ってきた。やれやれ、あらためて選手達の笑顔と「勝ったぁ」の叫び。
「何度見てもいいですねぇ」と赤江。「オリンピックをいちばん長く見ている大谷さん」と振られて大谷が、「実況中継じゃなくて絶叫中継だね」(笑い)
「抑えきれなかったという感じですよね」(赤江)
大谷は「でも、よく投げて打ちましたよねぇ。なでしこジャパンといい、女性の活躍凄いね」
エース上野由岐子はなんと3試合連投で413球も投げた。
赤江が「長い道のり、ソフトボールが歴史を開きました」
にしても、イントロが長すぎて、どうやって本題に戻るのかと、心配になった。それでなくても、この日のスパモニは、世界の「衝撃映像」総集編をやったりして、おまけに、「容疑者逮捕」のあいだにオリンピックがはさまったりで、なんとも「夏休み気分」いっぱいだった。